昨年スタジオジブリの配給で話題になった「王様と鳥」が、「やぶにらみの暴君」のタイトルで幻のアニメと言われていた時代にスチール構成の誌上完全再現は超貴重。谷川俊太郎氏の「火の鳥」の脚本も掲載されている。
「PLAYBOY BOOKS」の一編。装丁は田名網敬一氏、装画は落田洋子さん。表紙から見返し、別丁扉まで金網模様が続くデザインは不思議な世界観がよく表現されている。表題作のほか「青い壜」「十月のゲーム」など20の短編を収録。
この大和書房「夢の王国シリーズ」には稲垣足穂や唐十郎などの作品があり、内容も装丁も“黒系”。上野紀子さんの挿絵がまたイイ。十編の中には、こちらにも「十月のゲーム」がセレクトされている。訳者の違いを比べるのも面白い。